毎年 両親とお墓参りは行っていたけど、いざ自分で行くとなると
「あれ?あんまり詳しく知らない・・・」
なんてことありますよね。

当たり前のようにやっていても
自立してみて初めて疑問に思う事って意外と多いものです。

そこで 新しいご家族で初めてのお彼岸を迎えた時
ふと疑問に思う事をまとめてみました!

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2017年のお彼岸はいつ?

お彼岸は“春分の日・秋分の日”を中日として
前後3日間を含めた7日間になります。

“春分の日・秋分の日”は 
太陽の中心が春分点・秋分点を通過する日なので
毎年同じ!というわけではないのです。

では、2017年のお彼岸はいつなのでしょうか。

春のお彼岸の期間

3月17日〜3月23日までの7日間

彼岸入り:3月17日

彼岸中日:3月20日

彼岸明け:3月23日

秋のお彼岸の期間

9月20日〜9月26日までの7日間

彼岸入り:9月20日

彼岸中日:9月23日

彼岸明け:9月26日

お彼岸の期間は何かするべきことはあるの?

お彼岸の期間中、いつ何をするべきかというような事は決まっていません。

ただ、彼岸中日(春分の日・秋分の日)は
お墓にもたくさんの人が赴くので
早めにお墓参りに行っておくのも得策かもしれません。

ご自分のスケジュールと合わせて、お墓参りも計画的に。

ご自宅にお仏壇や仏具がある場合には
彼岸入りの日にお掃除してあげると良いでしょう。

また、お墓が近くにある場合も同様に
彼岸入りの日にお掃除しておくと気持ちが良いですね。

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お彼岸のお墓参りの方法や注意する点は?

お墓参りに特別な作法はないようですが、マナーは心得ておきたいものです。

霊園などの施設を利用している場合には、
管理をしてくださっている方に挨拶をしておきましょう。

寺院墓地では、お参りの前に本堂、本尊にお参りします。

墓地管理事務所で手桶やひしゃくを借りられる場合には
借りていき、手桶に水をくんでお墓へと向かいます。

①お墓の前に着いたら
手を合わせ礼拝をしてから、掃除をはじめます。

墓石や花立て、香炉などの掃除はもちろん
区画内の草や落ち葉などもきちんと片付けましょう。

年に数回のことなので
家族で分担してしっかり綺麗にしておきましょう。

②お墓が綺麗になったら、お花を供えます。
お花はお供えしたまま帰るので短めに切ってバランスよくお供えします。

③その後、お墓のてっぺんから手桶の綺麗な水をかけます。

④次に、お線香をお供えします。
ロウソクに火をつけ、ロウソクから線香に火をつけます。

炎がでてしまったら
手であおいで炎を消して、先が赤く打った状態にします。

⑤それから線香立てにお供えします。

立ててお供えする場合や
横に倒してお供えする場合など宗派によって異なるようです。

ご親族様に尋ねてみるのも良いかもしれません。
ちなみに我が家ではお線香はお供えしていませんでした。

ご家庭によってお墓参りの作法は変わってくるのかもしれませんね。

⑥さて、お線香のお供えができましたら、次は食べ物をお供えします。

お供え物については後ほど記述致しますので、ここではさらっと流します。
持参した半紙や器の上に、お供えをします。

これでお墓参りの準備完了!といったところです。

⑦いよいよ合唱礼拝をします。

ご家族で参拝する場合には
故人と血縁の濃い順からお参りしましょう。
両手を合わせ 故人やご先祖様のご冥福を祈ります。
お経を唱えることも◎

墓石がたくさんある場合には古いご先祖様にもしっかりお参りしましょう。

⑧終わったら、お供えした食べ物をお下げして持ち帰ります。

『下げてしまっていいの?』と不安に思う方も多いと思いますが、
食べ物をお供えしたままだと、動物や鳥などに荒らされてしまうことがあるのです。

せっかく綺麗にしたお墓をお供え物を
荒らされて汚くされたら大内侍ですのできちんと持ち帰りましょう。
また、持ち帰った食べ物は食べると良いそうですよ。

日本では昔から、
神様にお供えしたものにはいい波動があると言われているそうです。
感謝や喜びをご先祖様と分かち合い、家族で美味しく頂きましょう。

最後に、借りた手桶などを管理事務所に
きちんと返してお墓参りは終わり、という事になります。

お彼岸のお墓参りはいつ行くのがベスト?

いつ行かなければいけないという決まりはありませんが、
中日(春分の日・秋分の日)が一番浄土に近い日とされています。

なので 中日に行く方が多いのではないでしょうか。

ただ、休日でもあるのでお墓が混み合う可能性もあります。
少し中日とズラすのも良いかもしれません。

私の場合は、彼岸入りにお参りすることが多いです。
とは言え、スケジュールの都合もありますので
お彼岸中に行けず、お彼岸前に行くこともしばしばです(笑)

行ける時に行くのがベストだと思います!

お参りする時間につきましても、
これといった決まりはありませんが午前中に行くのが良いとされています。

お彼岸のお供えは どんなものがいい?

お彼岸 お供え

お供え物といえば、“ぼた餅”“おはぎ”がありますね。

春のお彼岸には“ぼた餅”を。秋のお彼岸には“おはぎ”をお供えします。

実はこれ同じものなのだそうです。

“ぼた餅”を漢字で書くと“牡丹餅”。春に咲く牡丹の花に因んでいるのですね。

“おはぎ”は漢字で書くと“お萩”となり、秋に咲く萩に因んでいるのだそう。

両者とも小豆が原料のあんこが使われていますが、
これにも意味があるようで昔から
小豆は邪気を払う食べ物として、ご先祖様の供養に使われてきました。

小豆の収穫時期は秋。
秋には小豆の皮が柔らかく、つぶあんとして食べられますが
春になると皮を取り除いた こしあんとして食べるのです。

なので正式には、“ぼた餅”はこしあんで、“おはぎ”はつぶあんで頂くのです。

しかし、家族みんなおはぎが苦手・・・という場合に
無理してお供えする必要はないと思うのです。

お供えした後、家族みんなで一緒に頂けるようなものをお供えするのがオススメです。

最近では、故人の好きだったものやクッキーなどをお供えする人も多く
これじゃないとダメ!というようなお供え物の決まりは無いようです。

お彼岸の時の服装は どんなものがいい?

お彼岸の時の服装もとくにこれと言った決まりはなく、
掃除をしやすい格好や少し落ち着いた雰囲気の服くらいで良いと思います。

短パンにサンダルや、女性の場合ですと
高いヒール靴などはやめておきましょう。

黒や 暗め配色の普段着で、派手な服は控えるのが望ましいです。

また、法要などがある場合には礼服を着用しましょう。

最後に

全体的に、こうじゃないといけない!という決まりはあまりないようです。
宗派やご家庭によって多少のバラつきがあるようにも思います。

大切なのは、故人やご先祖様を敬う気持ちですね。

家族揃ってお墓参りに行くことに意味があると思いますので
形式にこだわり過ぎず参拝してみてください。

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