初めての妊娠の人も、何度目かの妊娠の人も
妊娠中は様々な体調の変化に戸惑ったり悩まされることが多くなります。
妊娠初期は、悪阻が酷く辛いという人もいますし
普段はむくまないのに、むくみが気になるようになったという人もいます。
妊娠中の体調の変化は人それぞれです。
なかでも今回は、妊娠初期のむくみについてご紹介したいと思います。
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なぜ、妊娠するとむくみが発生するの?
妊娠中のむくみの原因は、
- 母体の体重の増加
- 胎児の血液を確保する
という理由で、血漿量(けっしょうりょう)と
赤血球量を合わせた血液の量が増加します。
そのため、腎臓の働きが追いつかなくなりむくみの原因の一つとなります。
そして、妊娠するとエストロゲンという
ホルモンの分泌量が増加するので、皮下組織により水分を溜め込む作用が働きます。
また、日に日に大きくなる子宮によって骨盤の内側にある
血管が圧迫されるので、下半身の血流が悪くなり、むくみやすくなります。
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妊娠初期のむくみの症状はどのようなもの?
妊娠初期にむくみを感じやすいのは手足です。
人間は普段、立って活動するので身体の水分が重力によって下に落ち
特に足に溜まることでむくみとして症状が出ます。
足の症状として感じるのが、
- 靴が小さく感じる
- 歩く時に足が重く感じる
などといった感覚になることがあります。
他にも手の症状として感じられるのが、
- 指輪のサイズが小さい
- 手を握った時に違和感がある
- 手の指が曲げにくい
といった感覚になることがあります。
筆者も出産経験がありますが、朝起きると
肘から指先まで片手だけパンパンに膨れていて焦った経験があります。
手を心臓より上に上げたり、マッサージしたりと色々試してると
徐々に治まりましたが、とても焦ってしまいました。
むくみの目安としては、足の甲を30秒ほど押してみて
離した時に元に戻らないといった状態が「むくんでいる」といった症状というです。
妊娠初期のむくみの原因はなに?
- ホルモンの影響
- 血液の増加
- 体重増加による負荷
- 子宮が大きくなって血管が圧迫される
等のむくみの要因は、妊娠が進むにつれて
大きくなっていきむくみの症状が出やすくなっていきます。
では、体重増加や、血液増加、子宮の圧迫といった症状がまだ出にくい
妊娠初期のむくみの原因としては、どのようなものが考えられるか紹介します。
冷え性
身体が冷えて血液の循環が悪くなることによって、むくみやすくなります。
塩分の取りすぎ
妊娠すると腎臓にかかる負担が大きくなっているので、
妊娠前と同じ味付けの物を食べていると、分解が追いつかず
塩分の取り過ぎになってしまうことがあります。
運動不足
妊娠初期の頃は悪阻が酷い人も多く、体調が悪くて
寝たきりのような生活になることもあります。
運動不足になって代謝が低下してしまい
むくみの原因になることがあります。
妊娠初期のむくみを解消する方法はあるの?
筆者が実際にやった解消法がいくつかあるのでご紹介します。
マッサージをする。
むくんでいる部分をマッサージして、溜まった水分の排出を促します。
ウォーキング
運動不足解消のために出来るだけ歩くようにします。
身体を温める
身体を温めて血液の循環を良くします。
加圧ソックス
足のむくみにはかなり効果的です。
これらの方法は病院でも勧められますし、
むくみが起こってしまってからの改善に役立ちます。
加圧ソックスを普段から利用している人は、妊娠中はむくみが
酷くなって普段のサイズが入らなくなることがあるので、
一回り大きいサイズも用意しておくと良いかもしれません。
妊娠初期のむくみを対策と予防方法はあるの?
むくみの対策と予防法としては、
バランスの良い食生活と適度な運動をすることが第一です。
妊娠中は普段の生活と違って、制限が色々出てきたり気をつけることが沢山あります。
健康な妊娠生活をおくるためには、よりいっそう食事への配慮も必要です。
むくみの予防に効果のある食品をいくつかご紹介します。
- バナナ
- わかめ
- きゅうり
- 納豆
- グレープフルーツ
- 小豆
- 梨
etc、、、
このような食品はカリウムを多く含んでおり、むくみの予防に効果があるといわれています。
筆者も毎日納豆を食べていました。
食べ物以外の予防法としては、代謝を良くするために
ストレッチやウォーキングなどの無理のない運動をするのがおすすめです。
妊娠初期は赤ちゃんとの繋がりがまだ不安定なので、体調の悪い時は無理のない範囲で行いましょう。
まとめ
今回は妊娠初期のむくみの原因と対策などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
急激な身体の変化に戸惑うことの多い妊娠中ですが、
ストレスを溜めずにゆったりとした気持ちで生活することが、健康維持の一番の秘訣だと思います。
身体の症状を改善することも
ストレスの軽減に繋がると思いますので、ご参考にして頂ければ幸いです。
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