幼稚園時代や保育園時代にも何かとトラブル続きだったけれど、
その原因が実は発達障害が原因だったというのが、
小学校に入学して判明したというケースが意外と多いといわれています。

今回は発達障害がどのように登校拒否の原因になるのかや、
その対処の方法、そしてサポートのポイントについて
紹介していきたいと思います。

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発達障害の子供は不登校になりやすい?その理由原因は?

子供が不登校になり、『甘え』『怠け』が原因
と切り捨ててしまうことはありがちと思います。

でも、その原因が発達障害かもしれないというのを
可能性の一つとして考えてみることも、
お子さんの将来のためにも大切なことです。

子どもが登校拒否になり、その原因が発達障害と診断されることで、
今までのトラブルや悩みの種の原因がはっきりしてほっとした
という親御さんも多くおられるようです。

発達障害はいくつか種類に分類することができますが、
共通して考えられるのは、脳の一部の機能に
先天的な障害を持っているということです。

例えばアスペルガーの場合は、空気が読めなかったり、
コミュニケーションが上手くとれなかったりすることで、
周りの友達とトラブルになることで登校拒否の原因になりがちです。

あるいはADHDの場合は、小さなミスの連発から、
発達障害に原因があると知らない先生に叱られることもよくあることと思います。

発達障害全般に言えることですが、
些細なトラブルの積み重ねなどから叱られたり、
陰でこそこそ悪口を言われることが多くなると思います。

発達障害が原因だとわからないと、ただただ理不尽に感じてしまい、
本人もなぜ自分ばかり叱られてしまうんだろうと
理解も納得もできないと思います。

こうして発達障害がきっかけでて自己否定が生じ、
その結果登校拒否になってしまうことも考えられるのです。

もし、我が子が発達障害で不登校になったら?親としてできることは?

不登校になったことをきっかけに、
お子さんに発達障害の特性を感じて、発達障害が疑われる場合には、
まず診断を受けさせるようにすることをお勧めします。

診断の結果、発達障害があることがわかったら、
不登校を解消するためには、
どのようにサポートしていくのがベストなのでしょうか?

発達障害には療育というアプローチでサポートする方法があります。
発達障害は病気ではないので完治することはないと言われています。

しかしながら発達障害によって未発達の部分を療育を施すことによって、
発達障害による、いろいろな困難を軽減させることができるのです。

なるべく早い段階で発達障害の診断をうけて、
療育をスタートすることがベストです。

小学生で療育をスタートできれば、成人してから判明するよりも、
格段に療育の成果が得られやすいと言えます。

なお、医師によっては、
とりあえず『様子を見ることにしましょう』とだけいって、
具体的に何もしないまま数年が経ったという方もいると聞いたこともあるので、
時にはセカンドオピニオンを受けることも考えるのも良いでしょう。

もしも発達障害の診断がおりたら早急に療育を開始されることをお勧めします。

療育をスタートしたら、それを自宅でも取り入れるようにして、
発達障害の子供に自己肯定感をとりもどさせるために
サポートしていくことが肝心です。

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小学生で発達障害で不登校になった場合、受けるべきサポートは?

発達障害であることが判明したら、通常学級に所属するより
支援級などへ転籍する方が子供のためには良いと考えられます。

子供の発達障害をなんとなく認められず、他の子と同じように
通常級での授業を受けさせたいという親のエゴは、
時に子供にとっていい影響を与えないかもしれません。

迷った時は、まず子供の立場で考えてみることがおすすめです。

特別支援学級であれば、子供一人一人の特性に合うよう、
少人数指導で、個別のプログラムで対応してもらうことも出来るのです。

また、担任のほかに補助の先生が特別についてくれるというところもあります。

小学生の子供が発達障害でも不登校から登校できるようになる?

小学校で不登校になったことから発達障害が判明すれば、
通常学級から特別支援学級や特別支援学校に籍を移すということだけで、
登校拒否の解決への近道となる可能性もあります。

まずは別室登校からリスタートしてみることも出来ます。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

幼稚園や保育園に通っていた頃は、園での問題行動や、
お友達とのトラブルの多さも『あと少し成長したらかわるかも』と、
心のどこかで悩みながらも、先送りにしていて、
小学生で登校拒否になり発達障害が判明するというケースは
少なくないようですね。

適切に対処して、お子さんがスムーズに社会に出て行けるよう、
成長をサポートできるといいですね。

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