鏡餅 意味 由来

お正月飾りの鏡餅、お正月に用意される家庭がほとんどではないでしょうか。

我が家では毎年母の田舎で餅をつき大きな鏡餅を作っています。

最近では真空パックの鏡餅もできていて、
手軽に購入し、飾ることができますね。

鏡餅は二段のイメージですが、三段にすることも。

今回は鏡餅について、二段と三段の違いや飾る場所、
鏡餅の意味などについてご紹介してゆきます。

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鏡餅の意味や由来、飾りの意味について

お正月飾りは、家庭に幸福をもたらしてくれる歳神様をお迎えするためのもの。

お正月飾りにはひとつひとつ意味があります。
では鏡餅にはどのような意味があるのでしょうか。

鏡餅は歳神様にお供えするものであり、
また、歳神様が宿ると言われています。

丸いお餅を重ねるのは
「円(丸)満に歳を重ねる」という意味があり、一年の幸福を願います。

鏡餅には飾りがついており、その飾りにも意味がありますよ。

鏡餅の飾りの意味

橙(だいだい)

橙の実は、実がなってから4〜5年は身を落とさず、
どんどん次の実がなってゆきます。

長い間なっている実、新しい実など、
たくさんの身をつけた橙の木をひとつの家族に見立て
家系の継承長寿子孫繁栄を願う縁起物として飾られます。

串柿

串に10個の干し柿か刺してあるものを飾ることもあります。
柿は「幸せをかき集める」「嘉来(幸せがくる)」を意味する縁起物です。

また10個の柿には
「夫婦、仲むつまじく」「ニコニコ仲むつまじく」
という意味がありますよ。

裏白

裏白は葉っぱが左右対称に生えていることから、
「夫婦円満」を意味しています。

また、裏白は名前の通り葉っぱの裏が白いので、
「清廉潔白」「白髪になるまで長生き」という意味もありますよ。

橙と同じように、新しい葉が生えてきても古い葉が落ちないことから、
「家庭繁栄」の意味も込められています。

昆布

昆布は「喜ぶ」ことを意味します。
そのほかにも子供が生まれる
「子生(こぶ)」という意味も込められています。

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鏡餅を飾るならどこに飾ればいいの?家での飾り方について

鏡餅 飾る場所

鏡餅を飾る場所は地域によって様々ですが
家の中でいちばん格が高い場所(床の間など)であったり、
歳神様に真っ先に気づいてもらえるよう玄関先に飾るのが良いとされていたり
宗教などで祭壇があるときは祭壇に飾ることもあります。

また、鏡餅には歳神様が宿るため
家族みんなが見渡せるように
家族が一番集まるリビングなどに飾ると良いとも言われています。

祭壇や床の間、玄関にスペースがないというときもリビングになら飾りやすいですね。

鏡餅を飾るのはいつからいつまで?

お正月飾りは松の内に飾ります。
松の内は12月13日から1月7日まで、地域によっては1月15日までです。

ですが12月13日から飾るとなると、ちょっと大変ですよね。

ですので、12月13日から12月28日までであれば、
いつお正月飾りを出しても良いとされています。

松の内が1月15日までの地域でも鏡餅は鏡開きにいただきます。

鏡開きは1月11日です。

鏡開きの日に、おぜんざいやお汁粉にしていただきましょう。

鏡餅は二段と三段どちらがいいの?段数で何か違いはあるの?

一番多く目にするのは二段の鏡餅ですよね。
ですが、中には三段の鏡餅を飾ることもあるのだとか。

では二段と三段ではどのような違いがあるのでしょうか。

二段の鏡餅

二段の鏡餅の二つの丸は、陰と陽、つまり太陽と月を表します。
福が重なる円満に歳を重ねるなどの意味を持っていますよ。

三段の鏡餅

三段の鏡餅は「おくど飾り」と言って、
火の神様である荒神様へのお供え物として飾るものです。

台所など火を取り扱う場所の中心に飾ります。

昔は家に幸福をもたらすあらゆる神様にお供え物をして、
神様を大切にしていたことがわかりますね。

鏡餅はお正月が終わったらどうしたらいいの?

鏡餅 カビ対処

鏡餅は1月11日の鏡開きの日に
歳神様へのお供え物のお下がりとして
また、歳神様が宿った縁起物としていただきます。

硬くなっているので小槌などで叩き割っていただきましょう。

切腹を連想させるので、包丁などの刃物で切るのは避けます。

お汁粉やおぜんざいなどにしていただくのが一般的ですが、
甘いものが苦手な方は、お餅のアレンジレシピもたくさんありますので
参考にして、最後までいただくと良いですね。

下記の記事で鏡餅の割り方やレシピについて紹介しています↓

鏡餅の意味や飾り方まとめ

鏡餅について、鏡餅の意味や飾り方や
二段と三段の違いなどについてご紹介してきました。

鏡餅はお正月飾りの中でもかなりメジャーなものです。

意味を知っていると飾るのも楽しみになりますね。

また、歳神様が宿る縁起物ですので
一年の幸福と健康を祈って、美味しくいただきましょう。

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