男子フィギュアスケートで66年ぶりの2大会連続を記録した
羽生結弦選手(23)の平昌後の引退や今後について言及した。
以前から、「平昌オリンピック後に引退するのでは?」という
話はかなり囁かれていたがここにきてそれがより濃厚になってきた可能性が高い。
果たして、絶対王座の羽生選手の引退は現実となるのか?
平昌後の羽生選手のインタビューを振り返りながら検証していきます。
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羽生選手が言及した平昌五輪後。治療に専念?今後のスケート人生は?
金メダルが確定した直後の17日から18日にかけて
多くのメディアの取材を受けた羽生選手。
少し気が早い気もするが、平昌後のことについても聞かれていました。
平昌後に引退?次の北京オリンピックは?
「今は次の五輪について考えていない。そんなに甘くないのは知っているので。
この4年、相当レベルが上がって、何回も何回も置いていかれた。
もうちょっとは滑ると思う。みんなと一緒に滑りながら、いろいろと考えていきたい」
4年後は北京オリンピックになるのですが、考えていないとのこと。
たしかに、羽生選手が金メダルを取ったソチオリンピックからの
4年間で男子フィギュアは相当変わりました。
当時は4回転のジャンプが跳べる選手もまだ少なかったと思いますが
いまでは当たり前ですし、演技中に何本も4回転を飛ばないと
勝てない時代になってきました。
「新4回転時代」なんて言葉も出てきたほど4回転が飛べても
ちょっとしたミスが命取りになるなんて時代になりました。
実際、羽生選手の少し下の世代には
銀メダルを獲得した宇野昌磨選手や
ジャンプの申し子とも言われるアメリカのネイサン・チェン選手に
中国の金博洋選手など非常に強い選手が後に続いています。
宇野・ネイサン・金博洋の3選手は間違いなく
次のオリンピックにも出てくるでしょう。
4年後には羽生選手も27歳になりオリンピックで
メダルを獲得できるのはギリギリの年齢となるでしょう。
そうなるとかなり手ごわい相手になってくると思います。
平昌の連覇は決して奇跡や偶然ではありません。
羽生選手のインタビューからも相当、血がにじむような
努力をしてきたことが伺えますし、それをまた
4年間続けるというのは少し酷なような気もします。
ただ、羽生選手は「スケートを辞めるつもりはない」と言及した上で
「もうすこし滑りながら考えたい」と言っていたので
平昌後に引退というはないかなと思います。
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羽生平昌後に引退はすでにスケート人生の設計に中にあった?
実は、羽生選手は以前から『平昌での引退』というものを
実際に口にしていたことがあります。
2014年にスケート専門誌
『フィギュアスケートDays vol.18』にて羽生選手は
「23歳で引退したい」と語っています。
23歳はちょうど平昌五輪と重なります。
「なので、平昌までは頑張るつもりだ」という発言をしていました。
詳しいインタビューは下記の雑誌に載っていますので
興味のある方はぜひ。
2014年というと金メダルを取ったソチ五輪の年ですね。
雑誌自体は2014年6月に出たものですので、
ソチの後か前に話したのかはわかりかねますが少なくとも
ソチの前後、いやかなり以前から羽生選手の頭の中には意識していたことだと思います。
結果、彼は平昌まで本当に頑張ってくれました。
実際、今の羽生自身の気持ちにこんな心情があるようです。
平昌で金メダルを取得した羽生の今の気持ちについて
「夢はかなったという気持ちはある。
やるべきことはやれたなという実感もあります。
すがすがしい気分でもいます。」「正直いってやっぱり今、若干満足している自分もいる。」
かなり満足はしているようですね。
4年前のソチの時はメダルは取れても
フリーでミスをした悔しさをにじませていました。
「すぐにでも練習を再開したい!」と言っていました。
しかし、今回の平昌では「やるべきことはやった」と言っています。
羽生選手にしては珍しい発言だなと思いました。
オリンピックに限らず、いろんな大会後のインタビューでは
今の自分に満足したという感じの発言をしないので
これは本当に満足したんだなと思います。
羽生選手の怪我の状態や今後の治療について
誰もが大丈夫だと思えた右足ですが、
金メダルを獲得後に「痛み止めを飲みながらやっていた」という趣旨の
発言をした羽生選手。
実際は、まだ右足の状態はあまり良くないようです。
「けがの状態についてははっきりいってよくわからない状態。
元々けがをしていて、靱帯が損傷してしていた部位もあり複雑すぎて簡単には分からない。
いろんな要因の痛みがでてきてしまって、正直いってどれがどこまで痛んでるか、
そして何の治療がいちばん最適なのか、ちょっとわからない状態。」
この発言を見る限り、右足の状態はかなり悪いのかもしれませんね。
元々、怪我の多かった選手ですしそこに昨年11月の損傷がきました。
昨夜、テレビのインタビュー(おそらく録画)に出ていたのですが
そこで羽生選手は
「一生懸命治療をしてくださったのですが
右足は平昌までには治らないと途中で自分の中で区切りをつけた」
と話していました。
そこで痛み止めを飲みながらの調整をずっと行ってきたようです。
「(今後については)足首次第です。注射の打てないような部位で
痛み止めを飲んでなんとかというような感じだった。はっきりと言えることは、痛み止めを飲まない状態では
到底ジャンプが降りれる状態でもないし、
跳べる状態でもないっていうのは分かっている。
なので、治療の期間がほしいと思っている」
今は、痛み止めを飲まないとジャンプができない状態ということ。
ここから推測すればまずは治療に専念をしてそれから
今後の選手としての活動を決めるということもあると思います。
となると、平昌後はひとまず
治療をするための休養に入るという可能性が高いかもしれません。
治療の期間に関しては、どのくらいかかるかはわからないとのことです。
羽生自身のスケートに対するモチベーションに関しては
「スケートをやめたいとかっていうことはまったくない」
「4回転アクセルに挑戦したい(唯一のモチベーション)」
というように非常に高いようです。
本当に怪我がなければ羽生選手の性格上すぐにでも
4回転アクセルの練習を始めていたかもしれませんね。
羽生選手平昌後の引退や今後についてのまとめ
ここまで彼の発言を振り返ってみると
- スケートは続けたいやめたいという気持ちは全くない
- 4回転アクセルに挑戦をしたい
- 今後については怪我の状況次第。治療期間がほしい
- 次のオリンピックについては今のところ考えていない
とのことです。
一番濃厚なのは、まずは治療に専念するために休養という線だと思われます。
足首の状態次第で今後の活動を決めるということでしょう。
ただ、ここまで頑張ってきた方ですし
今後はメダルなどにとらわれず好きなように滑ってもいいのではないかなと思います。
大好きなスケートを楽しんでほしいなと思います。
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