お宮参りの着物せっかく買ったのだから、七五三でも着せたい!…と思いませんか?
奮発して買った、高価な着物…。
ご両親から受け継いだ、大切な着物…。
色々な思い入れのある着物…。
お宮参り一度きりの着用で終わってしまうなんてもったいないですよね?
実は、お宮参りと七五三の着物は一緒でも大丈夫なんです。
着物は、日本人のエコの精神が反映された、素晴らしい衣服です。
それでは、まずは七五三でお宮参りの着物を
着てもいいその理由から、見ていきましょう!
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お宮参りの着物は七五三でも着てもいい?その理由は?
お宮参りの着物は、「産着」とも呼ばれ、赤ちゃんを覆うように掛ける着物です。
そして、七五三の着物は、お子さんが直接着る着物です。
この二つの着物、サイズや見た目はほとんど同じに見えますよね。
正確には、全く同じではありません。
しかし、少しの手直しをすれば、
お宮参りの着物を七五三でも着ることができます。
昔から、ハレの着物は高価なものです。
お子さんが無事に成長したことの喜びを表すためにも、
お宮参りで使用した着物を七五三で着ることも良いのではないでしょうか?
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お宮参りと七五三の着物を一緒にする場合サイズなど仕立直しはできるの?
先ほど触れたように、仕立て直しをすれば
七五三でお宮参りの着物を着ることは、全く問題ありません。
基本的に、着物は反物の生地からほぼそのままの形でつくります。
そして、体に巻きつけて着る衣服なので、少しの手直しさえすれば、
サイズが変わっても同じ着物が着ることができるのです。
お宮参りの着物と七五三の着物の違い
それでは、まず、お宮参りの着物と、七五三の着物の違いを見てみましょう。
まず、お宮参りの着物は、「大名袖」と呼ばれる袖口が大きく空いている袖です。
反対に、七五三の着物は、この袖口の下側は
縫われていていわゆる袖下がある状態になっています。
そして、お宮参りの着物は紐が七五三の着物よりも高い位置についています。
これらを仕立て直せば七五三でもお宮参りの着物が着れるのです。
さて、具体的にどう仕立て直せばいいかというと・・・
-
袖は、途中までを縫い閉じる。
また、袖の下の部分は軽く丸みをつけて縫う。 - 袖の長さをお子さんに合わせるために、肩を縫い上げます。
これを「肩上げ」といいます。 - 着物の丈を調節するために、腰の部分を縫い上げます。
これは「腰上げ」といいます。 - 着物の紐は、お子さんの腰のあたりになるように、付け直します。
- 襦袢の付け袖は、外しておきましょう。
写真付きで、お宮参りの着物の仕立て直しを、
わかりやすく解説をしてくれているサイトもあります。参考にしてみてくださいね。
https://bouquetdinfo.com/bsichigosan-reform
お宮参りの着物を仕立て直しすると金額はどのくらいかかる?
…とは言っても、なかなか高価な着物を
自分で仕立てなおすのは、勇気がいりますよね?
そういう方は、着物の仕立て屋さんやお直し屋さんに頼みましょう。
着物の仕立て代で、だいたい一万円前後が相場のようです。
また、最近はインターネットでのサービスもありますので
近くに仕立て屋さんがない場合は便利ですね。
ただし、着物の仕立て直しを業者に依頼する場合、余裕をもってオーダーしておきましょう。
七五三シーズン直前だと、予約がいっぱいで、間に合わないおそれもあります。
お宮参りの着物は仕立て直しすれば何歳まで七五三で着れる?
ところで、お宮参りの着物は何歳の七五三まで着ることができるんでしょうか?
実は、既製品のお宮参りの着物に関しては、
3歳の女の子・5歳の男の子の七五三でも着られるように作られています。
そして、きちんと仕立てられた
お宮参りの着物の場合、7歳の七五三まで着ることが可能なんです。
ただし、体格や地域やご家庭での考え方の違いもありますので、一概には言えません。
まとめ
お宮参りで着た着物、七五三でも着ることは可能です。
ただし、その場合は「仕立て直し」が必要となります。
和裁の知識がある人、お裁縫が得意な方は、ご自身でも仕立て直しは可能です。
また、仕立て屋さんなどに頼む場合は10000円前後かかります。
お宮参りの着物と七五三の着物は、ほぼ変わりません。
細かい箇所を仕立て直せば、個人差もありますが7歳の七五三まで着ることが可能です。
最近はレンタル着物を利用される方も多いでしょう。
しかし、せっかくのお子さんの行事ですし
思い切って着物を購入されるのもおすすめします。
逆に七五三で使ったあとにお宮参りの着物に
仕立てなおすことも可能なので下のお子さんにも使えますよ!
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