海水浴で気にしなきゃいけない生物といえばクラゲ!水族館などで見ている分にはいいのですが、毒のあるクラゲに遭遇するのは怖いものです。クラゲは無色透明のものが多いのでなかなか簡単に見つけることはできません。大人でも怖いのに、子どもが刺されたらと思うと心配で海水浴を楽しめませんよね。

そこで、クラゲがどのくらいの時期になったら発生するのか、クラゲに刺されてしまったらどうしたらいいのか、などクラゲ情報をお伝えします!

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海水浴でのクラゲ情報を教えて!海中での目印はあるの?もし刺されたら?

「クラゲはお盆を過ぎたら出る」と聞いたことがあるかもしれません。これは本当です。

クラゲは海水温が上がってくると活発に活動を始めます。そのため、8月中旬以降~9月中はクラゲが大量発生します。

クラゲの種類

ミズクラゲ

お盆前の6~8月から浮遊しているクラゲもいます。それはミズクラゲです。水族館でもよく見るポピュラーなクラゲです。水クラゲは傘が大きいものが多いので、それが海中で目印となります。ミズクラゲに刺されてもほとんど痛みがないので気づかない人もいます。

何かしらの症状も出ないことがあります。何もなかったらラッキーですね。でも、子どもが大人よりも敏感肌だと考えられるのでチクチクする可能性はあります。

アンドンクラゲ

次に、海水浴で一番人間を困らせているのはアンドンクラゲです。これがお盆明けから増えます。このクラゲは電気クラゲとも呼ばれており四角いサイコロのような傘から4本の触手が伸びています。

触手は20cmほどになるので海中での目印になります。「何かヒモのようなものが漂っているな」と思ったら近づかないようにしてください。

アンドンクラゲに刺されるとピリッと痛みが走ります。触手が触れた部分がミミズ腫れになります。数週間、ミミズ腫れは残ります。アンドンクラゲに刺されたらとっても痛いですが、大事には至るようなことはほとんどありません。

カギノテクラゲ

このクラゲもお盆前から9月頭まで発生します。カギノテクラゲに刺された時はアンドンクラゲと同じく激痛が走りますが、それから症状が出るまで1~2時間かかります。

呼吸困難、吐き気、頭痛など様々な症状が出て、刺されると非常に危険なクラゲです。

カツオノエボシ

青色のビニール袋のようなクラゲをご存知ですか?近年、ニュースでも何度か取り上げられていたので見たことがあるかもしれません。

このクラゲ、見た目はとってもきれいなのですが、非常に危険なクラゲです。きれいな色をしているので、子どもが知らずに触ってしまうの可能性があります。海中でも青色のビニール袋のようなものが見えたら近づかず、その海から上がった方が賢明です。

海岸に打ち上げられていることがあるので、絶対に触らせないようにしてください。これに刺されるとアナフィラキシーショックで死に至る可能性があります。

刺されてしまったときの対処法

まずはすぐに海から上がってください。ミズクラゲだったら大丈夫、だなんて思わず何に刺されたかわからないのでその場を離れることが大切です。

その次に、触手が目に見えて残っている場合は手袋をしてピンセットで抜きます。

そして「海水」で患部を洗ってください。真水はNGです。クラゲの触手を刺激してしまいさらに毒が体内に発射されてしまいます。慌てると思うので、とっさに冷静な行動するのは難しい場合があります。

そのため、自分たちで対応が難しいようでしたら、すぐに近くのライフセイバーに助けを求めましょう。ライフセーバーであれば正しく処置してくれます。

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海水浴を子どもに楽しませたい!クラゲに刺されにくい対策を紹介!

まず、お盆明けに海水浴に行くのはやめておいた方が無難ですね。ただ、お盆前だからと言って必ずしも安全とは限りません。

クラゲが水中に見えたらその周辺の海には近づかない方がいいでしょう。海岸にクラゲが打ちあがっているところも入るのを避けてください。海中にいる可能性が高いです。

また、水着はあまり肌を露出しないものにし、クラゲ避けクリームを塗ってください。

クラゲ避けクリームがない場合は、日焼け止めクリームの上からワセリンを塗ることでもクラゲ対策になります。ただ、ワセリンを塗るとヌルヌルになってしまいますし、専用のものより効果が薄いので最終手段です。

まとめ

クラゲは確かにお盆明けに大量発生します。それは海水温度が上がることが原因です。最近は猛暑が続いているので、お盆前からでも海水温が高いことが予想されます。お盆前だからと言って油断するのはとっても危険です。

今年の夏はクラゲを気にすることなく海水浴ができるように万全の対策をしましょう。

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