2019年5月から元号が変わり、令和時代がやってきました。そろそろ令和の響きにも慣れてきた頃ではないでしょうか?

平成以降に生まれた方にとってははじめての改元!私も平成生まれになりまして、改元された年の経験は初めてです!

そのため悩みといいますか困ったことが出てきました。というのも書類作成など仕事や日常の生活で日付を記入することが多々あります。

そんなとき「改元の年は令和元年?令和1年?…どっちを書けばいい?決まりはある?」この壁にぶち当たりました。

同じように思われている方も実は多いのでは?と思い、今回は改元の年の表記の仕方や決まりなどをお伝えしようと思います。

同じような悩みがある方はぜひ参考にしてみてくださいね!

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新元号の初年の表記、元年と一年の違いは?決まりはある?

新元号の初年は元年とするのか1年とするのか悩みますよね。

元年の方がよく耳にしますし広く使用されている気がしますが、なにか違いはあるのでしょうか?使い分けの決まりもあるのか気になりますよね。

そんな疑問を解決すべく早速、違いや決まりについて見ていきましょう!

元年と1年の違い

違いがありそうに思えるかもしれませんが、大きな違いはなく同じ意味なのです!

ですが、1年は1年目というだけの意味であるのに対し、元年には「天皇が即位した年・改元された年」という意味合いがあります。

元年と1年の使い分けの決まり

法的に使い分ける必要はないのですが、実は社会通念上の暗黙の了解として使い分けの決まりがあるのです。

ただ厳格に決まっているものではないため間違ったからといって問題はありませんから、もしすでに間違えてしまった場合でも安心して大丈夫です!

元年を使用するとき

手書きで記入するときや文書を作成するときは元年を使用します。特に公的機関へ提出する書類はすべて元年となります。

今後は元号ではなく西暦表記になってくるかもしれませんが、現段階ではすべて元年で表記されることになっていますので注意しましょう。

1年を使用するとき

システム処理をする場合やアルファベットを用いた表記の場合は1年を使用しましょう。

システムを用いた処理の場合は元年だと認識されなかったり、漢字自体が使えないこともあるので致し方ありません。

またアルファベットでの表記の場合というのは、書類記入する際に「T・S・H」といった元号をローマ字にしたときの頭文字をとった表記を見かけたことがある方は多いと思います。

そんなとき「R元年」とするのは少し違和感がありますよね?この場合も1年表記を使うようにすることが多いです。

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令和元年と1年、どっちが正しい?公的書類に書くなら「元年」のワケ!

先程説明した通り暗黙の了解として使い分けはあります。ですが、元号に関することを定める法律「元号法」には表記の仕方まで明記されていませんのでどっちを使っても正しく、問題ないということになります。

「ならどうして公的書類には元年と記載しなきゃいけないと思われているの?」なんて思ってしまいますよね。

私も同じように考えてしまったので、その理由をお伝えしたいと思います!

国として元年を使用しているため

明治時代から大正時代、大正時代から昭和時代になるにあたっては「改元の1年目を元年とする」ことが政府の公式発表とされていました。

また平成に移り変わるときはそのような発表はされませんでしたが、「戸籍の表記は1年目を元年とする」という政府からの通達がありました。

これは国が1年目は元年であるという見解を示していることになります。そのため国や市役所へ提出するような書類は元年で記載しなければならないと考えられています。

慣習として

近代に入ってからずっと1年目を元年としていた歴史的な流れがある、ということも一因です。

とくに大正や昭和前半生まれの方はずっと政府から元年であることを通達されていたため、元年の方が馴染み深いと思われます。

こういった事情からも誰でも違和感なく使える元年を使用していると考えられます。

まとめ

法的には違いがなくどちらを使っても問題ないということでした。ただ社会通念上の暗黙の了解もあるため使い分けを覚えておくと便利ですね!

とくに国や役所に出すような公文書については政府からの通達もあり、基本的には元年と表記することになっているので注意しましょう。

手書きや書類は元年、システムやアルファベットでの表記は1年とおぼえておくとシンプルでわかりやすいかなと思います。

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