皆さんは毎年お正月におせち料理を召し上がりますか?
私は子供の頃あまりおせち料理が好きではありませんでしたが、
大人になっておせち料理のことを知るたびに、
だんだん食べることが喜びになってきました◎
今回はおせち料理の意味や由来、
お料理のひとつひとつに込められた願いなどをご紹介してゆきます。
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おせち料理の意味や由来はなに?
「おせち」は「お節」と書きます。
おせちは、お正月だけでなくひな祭りや端午の節句なども含め、
季節の変わり目の節句に神様にお供えする料理のことを言います。
ですが、お正月が特に重要な節句なので、
お正月の料理だけ「おせち」として名前が残るようになりました。
また、おせち料理は、大晦日に年神様を迎える際、
新しい年の豊作や家内安全、子孫繁栄を願って年神様にお供えします。
そして、年が明けたらその「お下がり」をみんなでいただきます。
昔ながらのおせち料理に煮物などの日持ちするものが多いのは、
「三が日」(お正月から3日間)は神様がいるので炊事をしない、
台所には入らないという風習があり、
3日間は大晦日に作ったおせちを食べていたためです。
なんでおせち料理を重箱に詰めるの?重箱ってそもそも何?
おせち料理と聞くと、たいてい重箱に入っているのをイメージしますよね。
おせち料理をお重に詰めるのにはちゃんと意味があり、
お重を積み重ねることによって
「めでたいことを重ねる」という想いが込められています。
様々な種類のお重がありますが、五段重が正式なようですね。
4段目は「四の重」にすると「死」を連想するので「与の重」と書きます。
それぞれ何を詰めてゆくかは地域によって多少異なりますが、
イメージとして壱の重からコース料理になっている感じです。
壱の重:祝い肴
田作り、黒豆、数の子、たたきごぼうなどを詰めます。
弐の重:口取り・酢の物
かまぼこ、栗きんとん、伊達巻き、紅白なますなどを詰めます。
参の重:海の幸中心の焼き物
鯛や鰤などの焼き魚、海老をはじめとする海の幸を詰めます。
与の重:山の幸中心の煮物
里芋、こんにゃく、クワイ、蓮根や人参など山の幸を使った煮物、筑前煮などを詰めます。
五の重:控えの重
五の重は今が最高ではなく、これからも富が増える余地があることを意味しています。
まだまだ幸せが詰められるようにという想いを込めて将来の発展・繁栄を願って空にしておきます。
家族の好物や、予備の料理を入れている家庭もあるようですね。
現在では三段重を利用する家庭も多いとおもいます。
三段重の場合は、壱の重に祝い肴と口取り、
弐の重に焼き物と酢の物、三の重に煮物を詰めます。
現代は孤食や核家族が増えているため、
一段重や二段重のご家庭も多いかもしれませんね。
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おせちに入っている料理にもそれぞれ意味がある
伝統的なおせち料理の意味をご存知ですか?
おせち料理が苦手なお子さんは多いと思いますが、
それぞれのお料理の意味を知っていると、
おせち料理を食べるのが楽しみになりますよ◎
海老
腰が曲がっていることから、長生きするようにと長寿を願ったお料理です。
数の子
卵がたくさんあることから、子孫繁栄を願ったお料理です。
栗きんとん
「栗金団」と書くことから、金運を招く願いが込められているお料理です。
黒豆
一年中元気で、まめに働けるようにとの願いが込められているお料理です。
紅白かまぼこ、紅白なます
「紅白」はおめでたい事の象徴で、平安の願いが込められているお料理です。
昆布巻き
「よろこぶ」の語呂合わせで、子持ち昆布もあることから、子孫繁栄の願いも込められています。
こんにゃく(手綱こんにゃく)
身も心も引き締めるように(手綱を引き締める)という願いが込められているお料理です。
田作り
以前は水田に小イワシを肥料として使っていたことから、
豊作、五穀豊穣を願って作られているお料理絵です。
鯛
「めでたい」の語呂合わせで、お祝いの席には必ずと言っていいほど据えられています。
伊達巻
「伊達」は、華やかさや派手さを意味しています。繁栄、繁盛の願いが込められています。
ぶり
ぶりは「出世魚」なので、出世するようにという願いが込められているお料理です。
れんこん
穴が開いていて、向こうが見えるため、
先が見通せるようにという願いが込められているお料理です。
いかがですか?
こんな意味があるなら進んで食べたい!と思うものはありましたでしょうか?
現代のおせちにはもっといろんなものが詰め込まれていますので、
もしかしたら新しいおせち料理が増えるかもしれませんね。
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おせち料理の意味や由来まとめ
いかがでしたでしょうか?
おせち料理の意味や由来は知れば知るほど面白いです。
来年のお正月は、おせちの意味を考えながらいただいたり、
年神様への感謝を込めてお祝いすると、
いつもよりハッピーなお正月になるかも知れませんね◎
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