愛猫が美味しそうにご飯を食べている姿を見ると日頃の疲れも吹っ飛びます!
猫にフードをあげた後、食べている様子を眺めている飼い主さんも多いのではと思います。なんといっても本当に可愛いですからね!

ですが、猫を眺めているうちに「あれ?この子フード噛んでる?そのまま飲み込んでない?大丈夫?」なんて思ったことがある方も!

実は猫はフードほとんど噛むことなくそのまま丸呑みしてしまう生き物なんです。

そうはいっても「そのまま飲み込んでしまって本当に大丈夫なのか?健康被害はないのか?」など私も気になってしまいました。

今回は同じような飼い主さんたちの不安を解消するべく、猫がフードを噛まない理由と噛んで食べさせるようにする方法をお伝えしたいと思います!

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猫がドライフードを噛まないのは何故?理由を簡単に解説!

まず猫はなんでフードを噛んでくれないのでしょうか。正解はものすごく簡単に言ってしまうと、猫が肉食獣だからです。

猫の身体的構造は野生のネコ科動物とほとんど違いがなく、猫が真性の肉食獣であることを知っている方は多いと思います。

「それは知ってるけど肉食獣だとなんで噛まないの?」という疑問が湧いた方!より詳しい2つのポイントをご紹介しますので見ていきましょう。

皮膚を切り裂くための歯

みなさんが思い浮かべるようなネコ科の肉食獣であるライオンやトラの歯は獲物の皮膚を切り裂くことに重点を置いた作りになっています。

当然、身体的な構造がほとんど変わらない家猫も同じくそうなっているため噛むことが得意ではありません。

食べ物をすり潰せないため

人の歯はとても平たく、口を閉じれば上下の歯が同じ位置にくるような噛み合わせになっています。

ですが、猫の歯は口を閉じても上下の歯が同じ位置にくることはなく鋭く尖った歯が交互に生えている状態です。このような作りだとフードを噛むことは難しくなってきます。

身体的構造からドライフードなどは噛まずに食べる猫がほとんどです。

フードを丸呑みするのにはきちんとした理由があるので噛まずに食べるからと言って、それが病気のためであったりなにか健康に害を及ぼすということは基本的にないので安心してください!

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猫にドライフードを噛ませる方法はある?猫博士が答えます。

「フードを噛まない猫が多くて問題がない場合がほとんどいうことはわかったけど、もし喉につまらせるようなことがあったりしたら怖いからやっぱり噛んで食べてほしい!」と思われた方もいらっしゃるのではないかと思います。

たしかに丸呑みしてしまうと「喉につまらせてしまう・早食いで肥満になる可能性が高くなる・一気に食べてしまうために胃腸がびっくりして吐き戻すことがある」などのデメリットがあります。

とくに喉につまらせてしまったら命にも関わってきますから危険です。

猫の安全のためにも噛んで食べるようになるおすすめの方法を2つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

フードを変える

猫も一応は丸呑みできるかどうかと考えながら丸呑みしています。

丸呑みできない大きさ・形のフードの場合は噛んで食べようとしますから、猫の喉をそのまま通らなさそうなものを選んであげましょう。

具体的には小粒タイプよりも大粒タイプで平べったいもの、また円形よりも楕円形の方が喉の形を考えると通りにくいですよね。

オリジンなどはまさにそのタイプでなおかつ形もすべて不揃いなので、きちんと噛むために猫もゆっくりと食事することができます!

食事を複数回にわける

食事の感覚を開けてしまうと猫は腹ペコでご飯にがっついてしまいます。そうなってくると噛むことは忘れてひたすら勢いよく飲み続けることに!

そうならないためにも少量のフードを複数回に分けてあげるようにしましょう。

そこまでお腹が空いていない状態で食べるので猫もゆっくりと食べれて自然と噛んでくれることが増えます。我が家の猫の場合はこの方法が最も効果的でした!

意外にもとっても簡単な方法なので、試してみやすいんじゃないかなと思います。

1人暮らしで仕事もあるから食事を分けることが難しい、という場合はタイマー式の自動給餌器もあるので活用してみても良いかもしれません!

まとめ

猫が丸呑みしてしまうのは歯の作りからしてとても噛みにくいことが関係していました。ですが丸呑みすることによる危険性もやはりありますので噛んでくれるに越したことはないです!

猫が噛んでくれるように大きめの粒のフードに切り替えたり、食事の回数を増やして勢いよく丸呑みすることがないような環境にするのがおすすめです。猫の健康・安全のためにも頑張っていきましょう!

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