ふわふわもこもこで気持ちよくてとても癒やされるけど、猫は本当に抜け毛が多いですよね。
基本的に猫の抜け毛というのは毎日出るものにはなってきます。
「え!?抜け毛って毎日出てくるものなの?」と思われた方!
人間でも毎日髪の毛100本は抜けていると言われるので、猫にも毎日抜け毛があること自体はおかしなことではないんです。
とはいっても、
あまりにも抜け毛多い気がする…
ちょっと最近抜け毛が多くなってきたような…
そんなふうに悩まれている方もいるのでは?
そこで今回は猫の抜け毛が多い時期や、抜け毛が多い時に見られる病気の可能性など見ていきたいと思います!
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猫の抜け毛が多い時期はいつ?猫種による換毛期を知っておこう。
実は毎日抜け毛があるといっても1年を通して同じ量が抜けているわけではなく、時期によって抜け毛が極端に多くなることがあります。
確かに特段毛が抜ける時期があるような…と思われた方も多いのではないでしょうか。
それは換毛期と呼ばれる、猫の全身の被毛が生え替わる時期が関係しています。
ではそんな換毛期について見ていきましょう!
換毛期は年2回
換毛期は暖かくなる前の3月〜4月頃と寒くなる前の10月〜11月頃のことをいいます。
オーバーコートとアンダーコートという二重構造の被毛になっている猫が多いのですが、このタイミングでアンダーコートが夏に向けて密度の低い硬めの被毛になったり、冬に向けて密集する細い被毛になったりします。
こうすることで暑さや寒さに対応できるようになっているので、換毛期は猫の快適な生活のためにも必須と言えます。
猫種によって換毛期は違うの?
実は猫種によって換毛期がないこともあります。
換毛期のない猫
毛のない猫:スフィンクス
アンダーコートのないシングルコートの猫:シャム・バーミーズ・ソマリなど
ただ換毛期はなくてもシングルコートの猫だと通常の抜け毛はありますのでブラッシングはしてあげましょう。
換毛期のある猫
ダブルコートの猫:ロシアンブルー・マンチカン・アメショー・スコティッシュなど多数
トリプルコートの猫:サイベリアンフォレストキャット・ノルウェージャンフォレストキャットなど
この子達は3月〜4月と10月〜11月頃に換毛期がやってきます。
トリプルコートの子は換毛期の時期の抜け毛が本当に多いのでシャンプーしてあげるといいかもしれません。
またダブルコートやトリプルコートの子でも完全室内飼の猫は1年中空調管理がされているため換毛期がやってこない子もいます!
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猫の抜け毛が多いのは病気のサイン?獣医師の見解はこちら。
換毛期でもないのに猫の抜け毛が多いとなると心配になる方が多いのではないでしょうか。
実際に抜け毛があまりにも多い場合は以下の病気にかかっている可能性があるので病院に行ってみましょう!
アレルギー性皮膚炎
猫でも先天性・後天性問わず、アレルギーを持ってしまう子がいます。
食べ物に対するアレルギーやノミの唾液に対するアレルギーなど対象は様々ですが、アレルギーになってしまうと痒みや発疹、多量の抜け毛や脱毛といった特徴が現れる場合があります。
アトピー性皮膚炎
ダニやハウスダストに対してアレルギー反応を持つ子がなってしまう病気です。
こちらもアレルギー性皮膚炎と同じように痒みや発疹、多量の抜け毛や脱毛といった特徴が現れることがあります。
寄生虫
ツメダニやミミヒゼンダニ、センコウヒセンダニに寄生されると被毛が抜け落ちてしまいます。
多量の毛が抜ける他に痒みやかさぶたができている場合がありますのでそのような症状が見られたら病院に行きましょう。
真菌
真菌とはカビのことです。
カビに寄生されてしまうと、被毛が束で一気にぬけたり円形の脱毛が現れるほか皮膚にかさぶたができることもあります。
またこちらは人獣共通感染症(猫と人の両方に感染または寄生する病原体により発症する感染症のこと)のため猫がかかってしまうと人間にも伝染る可能性があるので、症状が見られたら早めに対応しましょう。
もし猫が身体をしきりになめていて脱毛している場合はストレスなどから過剰にグルーミングしている場合がありますので、そういった場合は猫のストレスを和らげる対策をしてあげましょう。
まとめ
猫の抜け毛は1年中ありますが、とくに換毛期になると抜け毛が多くなりますので時期がきたらシャンプーしてあげたりしつつ対応してみるといいですよ!
また抜け毛があまりに多い場合は病気の可能性もありますので、症状が見られたり様子がおかしいと感じたら病院へ行くようにしましょう!
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