猫はかつおぶしが大好き!
そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

実際にかつおぶしが大好きな猫たちは多いです。
ですが、かつおぶしは総合栄養食のキャットフードではありません。
基本的には猫の食事ではなく、人が食べるものだとされています。

猫に与えても本当に大丈夫なのでしょうか?

与えたら病気になったりしないか、与えるならどれくらいの量がいいのか。
猫たちを喜ばせたいものの、健康被害がないようにしたいため色々気になってきますよね!
そこで今回は猫にかつおぶしを与える場合の量と、病気になったりしないかなどお伝えしたいと思います!

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猫に与えるかつおぶしの量はどの位が良い?年齢別の目安をご紹介。

早速ですが、かつおぶしはどれくらいの量が適量とされているのでしょうか?
年齢別にご紹介していきたいと思います。

子猫

1歳になる前までの子猫の場合はかつおぶしだけではなく、基本的におやつは与えないほうがいいとされています。
まだ味覚も完成しきっていない状態なので、そんな中かつおぶしを与えると普段のキャットフードを食べなくなってしまう危険があります。

また子猫は成猫よりも身体はもとより臓器も小さく、かつおぶしに含まれるミネラルの影響をより強く受けてしまうこともありますので与えないとしておくのが安心です。

1歳〜6歳

子猫の期間も終わって老年期に入る前の猫たちであればかつおぶしを与えても問題ありません。
人用のかつおぶしを与える場合は1週間に1度の目安でひとつまみ分くらいのものを与えるにとどめておきましょう。
猫用のかつおぶしであれば、それぞれの商品に与える目安が書かれていますのでそれを参考に与えてください。

もし書かれていない場合は、おやつとしてあげるのであれば1日の総カロリーの10%に収まる範囲であげましょう
健康を考えるのであれば猫用のものであっても毎日ではなく1週間に数回程度の頻度であげるのがおすすめです!

老猫

7歳を過ぎると猫も老年期と言われる年になり、いわゆる老猫となります。
老猫の場合も子猫同様に身体への影響が大きいため極力与えないほうがいいです。

もしどうしてもかつおぶしが好きすぎて…ということであれば、人用のものなら半月に1回〜月に1回ひとつまみ分を目安に与えるようにしましょう。
猫用のものであれば1週間に1回ほど1日の総カロリーの10%程度を与えても大丈夫です。

また年齢的にはこのようになっていますが、いずれの場合も腎臓が悪い猫や泌尿器疾患を持っているまたは持っていた猫には絶対に与えないように!
余計に症状を悪くしてしまったり、病状が再発する危険が非常に高いので注意してくださいね!

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猫にかつおぶしを与えて病気にならない?獣医師の見解をお伝え。

猫にかつおぶしを与えると病気になるかも、という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
実際病気になるかどうかは与える量によっても異なります。

適量を与えている場合はかつおぶしが原因で病気になるということはほとんどありません。
ただし過剰にかつおぶしをあげていると病気になることがありますので、どんな病気になるのかをお伝えしたいと思います。

腎臓疾患

猫用のものは調整もされていますが、人用のものはミネラルが非常に多く猫にとっては過剰な量です。
ミネラルが過剰ということはナトリウムの排泄を担っている腎臓にも多大な負荷がかかることとなります。
そんな事情から過剰にかつおぶしをあげると腎不全などの腎臓疾患をもってしまう危険が高くなりますので注意しましょう。

泌尿器疾患

腎臓だけではなく泌尿器疾患、とくに尿路結石にかかる確率が非常に高くなります。
かつおぶしはミネラルが多いので、カルシウム過剰によるシュウ酸カルシウム結石症やマグネシウム過剰によるストルバイト結石症になってしまう危険があります。

このようにミネラルと関係する病気にかかってしまう確率が高いので、できればあげない・あげるにしても適量をということを念頭に置いて与えるようにしましょう。

まとめ

かつおぶしが大好きという猫も多いですが、過剰に与えないように注意しましょう!
とくにすでに腎臓や泌尿器を悪くした経験がある猫にとっては非常に危険です。

また子猫や老猫の場合は与えてはダメというわけではありませんが、与えないようにしたほうが安心です。
とはいっても適量であれば問題ありませんので、年齢別の供与量を参考に与えるようにしてあげてくださいね!

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