猫は人が食べているものに興味津々で何かと手を出してきますよね。
そんな中でもとくにお刺身への執着がすごい、という猫たちも多いのではないでしょうか?
お家でお刺身を食べていると猫が寄ってきて食べようとする、またはすでに盗み食いしているなんてことが!
そんな時気になるのが猫にお刺身は与えても大丈夫なのか?ということですよね。
基本的に人が食べているものは猫の身体にとってよくないという認識を持たれている方が多いと思います。
我が家の猫も飼い主が食べているものなんでも食べたい病でお刺身を食べていると手を出してきますが、そこがとても心配でした。
ということで今回はお刺身について猫に与えても大丈夫なのか、疑問を解消していきたいと思います!
スポンサーリンク
猫にマグロの刺身を与えてもOK?与える量がポイントなんです。
たくさんの人が好きなマグロ!
大抵の刺身盛り合わせにもマグロは入っていますよね。
そんなマグロですが過剰でなければ猫に与えても基本的に問題ありません!
なので週に1回〜半月に1回で1切れだけ、たまのご褒美の時に1切れだけと毎日はあげずに間隔をあけて1切れだけをあげるようにしましょう。
ただアレルギーを持っている子も中にはいますので、意識障害や呼吸困難・下痢嘔吐など食べた途端に様子が変わったらすぐに病院へ行く必要があります。
またアレルギーのほかに過剰に与えてしまうと以下の病気になってしまう危険があるので注意してくださいね!
イエローファット
猫の皮下脂肪が黄色くなってしまう病気なのですが、これだけだと何が問題?と思いますよね。
この病気になってしまうと黄色くなった皮下脂肪に触られるのがとても痛く、猫も辛いので注意が必要です。
ビタミンB1欠乏症
このビタミンは炭水化物を分解する役割を持っているのですが、マグロにはビタミンB1を分解する酵素があります。
猫は肉食動物で長年穀物を食べない生活を送ってきていたことからもともとあまり持っていません。
そこから更に分解までされてしまうとほとんどなくなり欠乏症となってしまうのです!
欠乏症になると運動障害や意識障害、けいれんや昏睡状態に陥る危険があります。
ヒスタミン食中毒
マグロを購入してから時間が経てば経つほど細菌が繁殖し、その過程でヒスタミンの量も増え中毒になる確率が高くなります。
ヒスタミンを過剰に摂取すると2〜3時間後にめまいや下痢嘔吐などの症状が出てくるので注意しましょう。
もちろん与える時は醤油もわさびもつけていない状態で!
量を守れば病気になってしまう危険は少ないため、飼い主がコントロールしてあげたいですね。
スポンサーリンク
猫が好物の刺身は人間と同じ?!サーモンはどの位与えてもOK?
長年人と暮らしてきた猫たちは人が食べているご飯の残りをもらっていたことなども影響し、猫が好きなものは意外と人が好きなものと似ていることが多いです!
キャットフードに使われている原材料からみても人間がよく食べていたり好きな素材が多いですよね。
ということでマグロと同じく好きな人が多いサーモンについてもお伝えしたいと思います!
サーモンはキャットフードにも頻繁に使われていて、第一原材料になっていることも多いので、アレルギーをもっていない限りは食べても問題ありません。
ですが以下の点に注意する必要があるので参考にしてみてくださいね。
体重を100で割った量をあげる
脂肪分の多いサーモンをあげすぎると肥満になってしまうので、適切な量を与えるように!
体重3キロなら30g、体重5キロなら50gが最適なので猫がねだってきてもこれ以上与えないように心を鬼にしてください!
必ず刺身用をあげる
加熱用のサーモンは川で生まれて海で過ごすのですが、海にはアニキサスという寄生虫がいます。
マグロなどは瞬間冷凍されることがほとんどなので市場に出回る頃には冷凍に弱いこの寄生虫は死んでいることが多いのですが、サーモンは冷凍されていないことも多々ありますので必ず刺身用をあげましょう! 刺身用のサーモンは一生を川で過ごしているので安心です!
塩漬けされていないもの
時折刺身用のサーモンで塩漬けされているものがありますが、猫にとっては塩分過多となりますので何も加工されていないものをあげるようにしましょう。
尿路結石や腎不全となる危険があります。
まとめ
人が食べているものを今か今かと狙っている猫たちですが、過ぎたるは及ばざるが如しということであげすぎるのはよくありません。
猫が病気にならないよう適量をあげることを心がけましょう。
与える量以外にも注意する点がいくつかあるので、参考にしてみてくださいね!
スポンサーリンク