5月といえば端午の節句がありますよね。その時期になると和菓子屋だけではなく今やスーパーなどでも柏餅が売られるようになりました。

買って済ませる家庭もある中、家で手作りする家庭もあるでしょう。田舎から柏餅の葉っぱが送られてきたので、今年は手作りするという方もいるかもしれません。

ですが、一日に食べる柏餅の数なんてたかが知れてますよね。そうなると葉っぱは余ってしまいます。そこで今回は余った柏餅の葉っぱの保存についてご紹介します。

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柏餅の葉っぱの保存は塩漬けや乾燥させる? 冷凍や冷蔵はダメ?

たくさん送られてきた葉っぱが使い切れずに余ってしまった時、皆さんはどうしますか?

できれば長期保存できるようにして来年にまた使用したいと思いますよね。柏餅の葉っぱの保存方法はどのような方法があるのでしょうか。

保存方法は直接柏の木から採った生の葉っぱと、販売されている加工済みの葉っぱとで保存方法が違います

生の葉っぱの場合、なるべく変色させずに保存するなら真空の状態にパッキングしてから冷蔵保存するのが良いでしょう。

葉っぱが加工済みのものの場合
  • 空気が入らないようにラップに包んで冷凍保存する
  • ホットカッターを使いラップで密封状態にして冷凍保存する
  • 真空パックにして冷蔵保存する

ホットカッターなどの特別な機械を使うと冷凍保存できますが、機械を使わずに冷凍保存すると葉っぱの水分が抜けて破れてしまいます。

冷蔵、冷凍以外の保存方法は乾燥塩漬けがあります。乾燥させて保存するには、葉っぱを一度蒸してから糸を通し吊るし干しにします。

塩漬けにするには、13.5%の塩分で漬けましょう。葉っぱに圧力をかけると破れてしまうため、瓶漬けがおすすめです。

ですが塩漬けにすると発酵臭が出てしまうという欠点も。発酵臭が気になるなら焼酎を添加しましょう。

どの保存方法にもそれぞれ欠点があります。なのでどれが一番いいとかではなく、ご家庭に合った保存方法を選ぶのが良いかと思います。

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柏餅の葉っぱの保存期間はどのくらい利くの? 色変わりの心配は?

柏餅の葉っぱを保存するときに気になるのはどれだけ保存できるのか、ということですよね。できれば来年の端午の節句まで保存できたらいいなぁ、なんて思う方もいるかと思います。

では、先ほど紹介した保存方法はどれくらいの期間保存できるのでしょうか?まず、冷蔵と冷凍保存をみていきましょう。

柏餅の葉っぱを冷蔵保存した場合

冷蔵の場合、年越しは難しくせいぜい2~3カ月というところでしょう。近いうちに柏餅の葉っぱを使う予定がある方などは、冷蔵保存でも十分かと思います。

柏餅の葉っぱを冷凍保存した場合

冷凍の場合は来年まで持ち越せる可能性が高いです。来年の端午の節句まで使う予定がないという方は、冷凍保存を選ぶと長い間保存することができます。

ホットカッターなどの機械を使って冷凍保存した場合は、高確率で来年まで持ち越せるでしょう。

柏餅の葉っぱ色変わりの心配は?

保存期間の他に葉っぱの色変わりも心配ですよね。ですが、保存する時点で葉っぱから色が抜け茶色に変色するのでこれはどうしようもできません。

生の葉っぱを使うか諦めて茶色の葉っぱを使うかしてください。

どちらにしても食べる時には葉っぱをはがして食べることになるので、そんなに気にするようなことでもないかと思います。

販売されている柏餅の中には生の葉っぱでもないのに緑色の葉っぱがあるじゃないか、と思う方もいるかと思います。

ですが、生の葉っぱではないのに葉っぱが緑色である場合は、茶色く変色した葉っぱに後から緑色を着色しているらしいです。自然に元に戻ることは絶対にありません。

柏餅の葉っぱを保存してから使う時の下準備は?

柏餅の葉っぱを保存しておき、いざそれを使う時そのまま使っていいものか、それとも使う前に何かしておくことがあるのか気になるところ……。

ここでは使う前の下準備についてまとめてみました。

基本的にどの保存方法でも水洗いして水気を拭き取って使用するようです。

冷凍、冷蔵保存していたものを使う時や真空パックのものを使う場合は、水洗いして水気を拭き取ってから使用しましょう。

塩漬けのものは塩抜きしてから水気を拭き取り使用し、乾燥したものは10分ほど茹でて2~3回水を取り替えながらさらして、水気を拭き取ってから使用するようにしましょう。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

柏餅の葉っぱが余った時の保存方法は、長期保存するなら冷凍保存、近いうちに使う予定があるなら冷蔵保存がおすすめです。

塩漬けや乾燥させるという方法もありますので、皆さんのご家庭に合った保存方法をお選びください。

家庭で柏餅を作るとなると葉っぱの色の変化も気になるところですが、冷蔵や冷凍保存にしろ、乾燥や塩漬けにしろ葉っぱの色は抜けて茶色く変色してしまいます。これは自然に起こる現象なので止めることはできません。

お子さんと柏餅を作る機会があるのなら、この辺りのことも説明してあげるといい勉強になるかもしれませんね。

柏餅の葉っぱを使う頻度はそれほど多くありません。なので次の機会に使えるときまできちんと保存しておきたいですね。

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