赤ちゃんが生まれて初めて迎える最初の節句を『初節句』と呼んで、赤ちゃんの健やかな成長や幸せを願って家族でお祝いします。

赤ちゃんが女の子なら桃の節句のひな祭り、赤ちゃんが男の子なら端午の節句のこどもの日にお祝いします。端午の節句には、鯉のぼりや兜を飾るというご家庭も多いですよね??

今回は、初節句に鯉のぼりや兜を父方or母方どちらの祖父母が購入するのかについてまとめてみました。

最近ではおじいちゃん&おばあちゃんではなく、パパ&ママが自分たちで用意するというケースもあるみたいですよ☆

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鯉のぼりや兜はどっちの祖父母が買うの?一般的に言われているのは?

古くから言われているのは、鯉のぼりや兜などの節句飾りは、母方の祖父母から贈るというのがしきたりとしてあります。

母方の祖父母から折々のお祝いごとを負担する、というこの風習は、昔の時代にかえってみると、娘がお嫁に行って男性の方のお家に入って同居するというパターンがほとんどで、両親は娘を嫁に出したら、なかなか会いに行き辛いという状況になるものでした。

そこで、折々のお祝いごとに節句飾りなどのお祝いの品物を持っていくことで、娘や孫に会う機会をつくるようになりました。

この頃の名残から、『節句飾りなどは、母方の祖父母から贈るもの!』という風習になっていったという事です。

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鯉のぼりや兜を両家の祖父母とも買ってあげたいと思っている時は?

もともと嫁いだ娘や可愛い孫の顔を見に行くためのきっかけ作りとして始まった『節句飾りなどは、母方の祖父母から贈るもの!』という風習ですが、最近では、結婚して旦那さん家族と同居するというパターンの方が少ないくらいになり、時代は変わっています。

このため、節句飾りなどすべてを母方の祖父母から贈るとなると、どうしても負担に圧倒的な偏りがでてしまいますよね。

それに、旦那さん家族と同居でない場合は、同居する場合とは逆に旦那さん側の祖父母の方がお嫁さんに遠慮してしまって、気軽に孫に会えず、孫の顔を見るきっかけが欲しいということも考えられます。

そんな昔からの母方の祖父母が節句飾りを贈るという風習や、お嫁さん側の実家と旦那さん側の実家との負担を平等にしたいという考えであったり、現代の父方の祖父母が孫に会うきっかけにもなることから、両方の祖父母で折半して節句飾りを贈るというケースがとっても多くなってきているそうです。

鯉のぼりや兜は子供の親が用意をするのも主流に。祖父母の立場はどうなる?

上記で書いた 『節句飾りなどは、母方の祖父母から贈るもの!』の風習は、実は地域によって違いがあるのです。

関西では前述のとおり、女の子の節句飾り(おひなさまなど)、男の子の節句飾り(兜飾りなど)の両方を母方の祖父母が用意するという風習なのですが、関東ではこれとは違っています。

女の子の節句飾り(おひなさまなど)は関西と同様に母方の祖父母が用意するのですが、男の子の場合は『わが家の後継ぎが生まれました』とお披露目する意味で、お祝いの幟(のぼり)を立てたことがやがて鯉のぼりに繋がり、男の子の節句飾り(鯉のぼり、鎧兜)は父方の祖父母が用意するものという風習になっているようです。

赤ちゃんの両親の生まれた地域がそれぞれ違う場合は、誰が節句飾りを用意するかでちょっぴり揉めたりすることもあるんだとか。。。

地域差もあったり、そのお家にもよりますし、人柄や性格にもよることなので少し複雑な問題になりがちなことなのですが、なんだか両家の祖父母が揉めてしまったり、あとあとシコリが残ってしまったら嫌だなって思うパパ&ママもいるかもしれませんよね。

どちらかの祖父母が選んで贈るのではなく、かかる費用を両家で折半して、パパ&ママが飾るスペースを考えつつ、好みの兜を選びに行くというパターンが多いようです。

地域差などで両家の祖父母が揉めるきっかけになりそうなことが予想出来る場合は、『自分たちでもう用意しちゃったから』と言うために、パパ&ママが買うケースも最近では珍しくなくなってきています。

兜は戦国武将にこだわりのあるパパの場合、自分で好みの兜を選びたいという場合も少なくないですよ! 

まとめ

地域によっても異なる、誰が初節句の兜を用意するのか問題。初節句の節句飾りを誰が贈るかなんて、お子さんが生まれるまで考えた事なかった!という人も多いのでは?

両家の祖父母、パパママみんながにこやかに、お子さんの初節句をお祝いできるといいですね♪

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