梅雨の季節になるとどこからともなくカタツムリやナメクジが現れますね。
子どもたちは普段見ない生き物に興味津々でしょう。

お子さまにカタツムリとナメクジの違いを聞かれたら、自信をもって答えられますか?

「ナメクジは、カタツムリの殻が取れただけだよ」

なんて嘘を教えないでくださいね。という私も、違いを知るまでは殻が取れただけだと思っていましたが…

いざお子さまに聞かれた時に正しい説明ができるようにしておきましょう。

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カタツムリもナメクジも同じ陸貝!殻の有る無しの違いはどうして?

カタツムリもナメクジも陸貝という貝の一種です。

でも、同じ生物ではありません。決して、カタツムリの殻が取れたらナメクジになるわけではないのですね。

ヤドカリのように殻を背負っているわけではなくカタツムリの殻は体とくっついているので、剥がすことはできません。

もしカタツムリの殻を無理やり剥がそうとすると、怖い例えになってしまいますがそれは人間の皮を剥がすことと同じ状態になります。

それにしてもカタツムリとナメクジは似ていますよね。

実はナメクジは、カタツムリの進化形なのです。カタツムリの殻が退化したものがナメクジになります。

もしかしたらお子さまから

「じゃあナメクジが大きくなるとカタツムリになるの?!」

あるいは

「カタツムリの殻はどんどん小さくなって最後はナメクジになるの?!」

と聞かれてしまうかもしれませんがそういうわけではありません。

ナメクジをお世話しても殻が出てくるということはないです。逆にカタツムリを育ててナメクジになるわけでもありません。

カタツムリは生まれたときからカタツムリ。ナメクジは生まれたときからナメクジです。

なにやら暗号のようになってきましたね。

また、カタツムリとナメクジの中間種(進化途中)である、ヒラコウベッコウガイという生き物がいます。体に殻が取り込まれているような形をしており、沖縄にいる外来種です。

カタツムリの殻の役割は他の虫から自分を守るためのものです。鎧みたいなものですね。

また、カタツムリは梅雨の時に発生することからも想像できますが湿った環境でないと生きられません。殻があることで常に湿気のある環境で生活できるようになっています。

カタツムリの殻はもちろん小さい時からついています。成長に合わせて大きくなるからすごいですよね。

ヤドカリは自分の体に合わせて背負っている貝を替えていくのにカタツムリは殻ごと成長していきます。どおりで体から離せないわけです。

でも、道路などでカタツムリの殻だけ転がっているのを目にしたことはありませんか?

生きているカタツムリであれば殻の中に身を潜めています。湿気がないと生活できないので、水分のある殻の中に閉じこもっているのですね。

でも、本当に空っぽになっている殻がありましたらそれはカタツムリが死んでしまった後になります。

体は土に還り、殻だけ残ったという状態です。

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カタツムリやナメクジ、どこにいる?駆除はお塩で?薬品で?

カタツムリやナメクジについて初めて知ったことが多かったかもしれません。

お子さまに話したくなってきましたね。ところで、カタツムリやナメクジがどこにいるかご存知ですか?道路の真ん中を歩いているのはあまり見たことがありませんね。

ブロック塀にくっついていたり花壇の中や、草が茂っているところにいます。お子さまと一緒であれば緑の多い公園に雨あがりに行けば見つけられるかもしれません。

ポイントは湿気が多いところですね。太陽がサンサンと当たっているところにはまずいないでしょう。

外で観察する分にはいいですが、ベランダや家庭菜園のプランターの中にカタツムリやナメクジを見つけてしまったらどうですか?

私は虫全般苦手なので、カタツムリやナメクジもできたら見たくもありません。

でも遭遇してしまい、どうしても駆除したい時は、塩をかけるのがポピュラーですね。かけるのは砂でも砂糖でもなんでもOKです。

カタツムリやナメクジから水分を奪い弱らせるという方法です。またカタツムリやナメクジ専用の駆除スプレーや撒くタイプの駆除剤も売られているのでそれを使ってもよいです。

 

かたつむりやナメクジの駆除方法番外編!ビールで退治ができる?

変わった駆除方法としてはビールで酔わせ、対処することができます。カタツムリやナメクジはなぜかビール好き。酔っぱらって死んでしまいます。

でも、そのビールトラップにカタツムリやナメクジを必要以上におびきよせてたくさん入っていると考えると…後処理を考えると私にはこの方法は難しそうです。

人によって、カタツムリが可愛く見えるかもしれませんが、害虫です。

育てている野菜や植物がカタツムリやナメクジのえじきにならないように対処しましょう。素手で触らないようにしてくださいね。

まとめ

カタツムリとナメクジは別の生物ということがわかりましたね。カタツムリをお世話してもナメクジになりませんし、逆も然りです。

お子さまと一緒に観察するのであれば湿気のあるところで探してみてくださいね。

大事に育てている野菜や植物の隙間にカタツムリやナメクジがいたら少しかわいそうですが駆除するようにしてくださいね。

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