お子さまが嘘を覚えてしまって心配になっていませんか?はじめてお子さまに嘘をつかれたときは衝撃だったかもしれません。

でもあなたも小さい時にきっとお母さんお父さんに嘘をついてしまったことはありますよね?小さい子どもが嘘をつくことは自然なことです。むしろ成長の証です。

お子さまの「嘘」にはどのようなことが隠されているのかみていきましょう。不安に思われている方、心配しなくても大丈夫ですよ!

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子どもはいつから嘘をつき始める?嘘は成長の証?理由や心理状況は

自分の子どもが初めて嘘をついたらとっても驚きますよね。ショックを受ける人もいるかもしれません。
でも「嘘をつく」のは成長の証なのです。

嘘のすべてを肯定するわけではありませんが、嘘をつけるようになったということは考える力が芽生えはじめた証拠です。

「あ、これは言ったらまずいかな」「あんなことしたってバレたら怒られるかな」と一つ上の思考ができるようになったということですね。

言葉を覚えたての頃は単語単位でしか話せませんが、いろいろな表現を覚えていくうちに自分の気持ちを短い文章に少しずつできるようになります。

言葉をたくさん覚えていくことでその言葉を使っていろいろ物事を考えるようになるのですね。

子どもが嘘をつき始めるのは早くて3歳頃からです。といってもこの頃の嘘はかわいいものです。「くまさんとお話ししてたの」こういう言葉も嘘の一種かもしれません。

大人からしたら、何を言ってるの?と思うかもしれませんが、子どもにとっては大真面目です。くまさんと実際お話ししている気分になっていたのでしょうね。

子どもの時は、現実と自分の想像している世界が混同してしまうことがあります。

そもそもこれを嘘と呼べるものかわかりませんが、こういう嘘は年を重ねると無くなっていくので心配いりません。また、小さい時は自分の願望から嘘をついてしまうことがあります。

「今日の夜、ケーキを食べるんだよ」予定していなかったのに、こんな一言をお子さまに言われたらびっくりするかもしれません。

子どもからしたら「~であってほしいな」ということを伝えたかったというわけですね。子どもとしては、嘘をついているつもりはありません。

こういう嘘の一種にとれる表現の仕方は使える言葉の数が増えてきたら自然と無くなっていくでしょう。

もう少し大きくなってきて小学生頃になると自分の意識で嘘をつくようになります。

たとえば、テストの点数が悪かったときにお母さんに見せたくない!叱られちゃう!と思いますよね。

母:「テスト返ってきたら見せてね」

子:「テストは返ってきてないよ!」

でも実はカバンの中に見せたくないテストが入っていた、なんてことがあるかもしれません。

どうしてこのような嘘をついてしまうかというと先にも挙げましたが、お母さんに怒られたくないからですね。幼いながら子どもは自分を守ろうとします。

嘘をつかなくてもよい状況にするためにはお母さんお父さんにできることはあるかもしれませんね。たとえば、点数が悪くても叱りすぎない、一緒に問題を解いてあげるなど優しくフォローしてあげれば子どもも嘘をつかなくなるでしょう。

どうしてそんな嘘を?面白い子どもの嘘実録

では、実際にある子どもの面白い嘘をみていきましょう。

「全部はじめからわかってたよ!」

難しいクイズ番組を見ているときに正解が出てから言った一言です。いやいや、分からないでしょ、と思わず突っ込んでしまいそうになりますね。

「これは犬が落書きしたんだよ!」

机に落書きしてしまった子がついた嘘です。自分が怒られるのが嫌だったのですね。小さい頃の嘘はすぐばれるものが多いです。

「お父さんが食べていいって言ったもん!」

内緒で食べたお菓子がばれたときの反応です。お母さんに聞かれたときに言ったセリフですね。お父さんに聞けばすぐにバレてしまうのに…これもかわいい嘘ですね。

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子どもに嘘をつかれた時、ママはどういう対処をすればいい??

嘘には「良い嘘」と「悪い嘘」がありますね。実際、私たち大人も状況によっては誰かを守るためにつく嘘などありますよね。

でも、小学生低学年の子どもであればまだその区別はつかない場合もあります。

高学年など年齢が上がってくると嘘をつくこと自体に罪悪感を持ち始めるので大体区別がついてくると言われます。お子さまがついた嘘が悪い嘘であれば、それはダメだよと教えてあげてください。

人を傷つけたり困らせてしまう嘘は絶対についたらいけないということ、嘘ばかり言っていると、本当のことを言っても信じてもらえなくなることを教えてあげましょう。

イソップ物語のオオカミ少年のお話を読んであげるのもいいですね。

また、嘘の後に本当のことをお子さまが教えてくれた時は叱らないように気を付けてください。

まずは褒めてあげましょう。

「本当のことを言ってくれてありがとう」「本当のことが言えてえらいよ」と一言添えてから注意すべき時は注意しましょう。

「何でそんな嘘をついたの!」とはじめから叱ってしまうとますます子どもは自分を守るために嘘をついてしまうようになります。

まとめ

子どもが嘘をつくようになるのは成長している証拠です。はじめて聞く自分の子どもの嘘にはショックを受けるかもしれませんが、実は、その逆です。

こんなことも考えられるようになったんだとお子さまの成長を喜びましょう。

覚えたての嘘は可愛いものばかりですが幼稚園、小学生になってくるとついてはいけない嘘も言うようになるかもしれないので、そのときは優しく訂正してあげましょう。

良い嘘と悪い嘘をお母さんお父さんが見極めて教えてあげてくださいね。

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