梅雨の季節になると楽しめる紫陽花。この時期しか楽しめなくて、でも色鮮やかでとってもキレイで。紫陽花は土の酸度や成長によって色が変化していきます。そんな色の変化を見るのも楽しいですよね。

来年もそんな紫陽花を楽しむために挿し木をしましょう。ガーデニング未経験者でも簡単にできるのでぜひ挑戦してみてくださいね。

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紫陽花を楽しんでからでも大丈夫?挿し木がうまくできる時期はいつ?

紫陽花は色の変化が楽しめます。ちなみに花言葉は色がどんどん変化していくことから浮気、移り気などネガティブな言葉が並びます。

でも、花は色ごとに花言葉がありますね。紫陽花の青は辛抱強い愛情、ピンクは元気な女性白は寛容です。ジューンブライドの時期に咲く紫陽花ですが、結婚式に使う時には花言葉に少々注意が必要ですね。

前置きが長くなってしまいましたが、紫陽花を来年も楽しむために挿し木をしましょう。紫陽花が咲き終わってたら挿し木の準備に取り掛かります。

沖縄であれば気温が高いので5月頃開花します。反対に北海道であれば気温が低いので7月末から8月にかけて咲きます。いずれも咲き終わってから挿し木の準備に取り掛かるようにしましょう。

枝の選び方ですが、花の咲いた枝の方が来年も楽しめる可能性が高いです。でもそれ以上に枝に「わき目」という新芽がではじめているものを選んでください。

花がついていれば花を切り落として2節分切り取ります。2節目の葉はすべて切り落とし、1節目の葉は半分ほど切ります。その枝を水を張ったコップなどに1時間以上つけて水を吸い取らせます。水を吸い取りやすくするために枝をナナメに切っておくのもポイントです。

水揚げができたら何本かまとめてプランターに植えて完成です。根が張ってきたら、一つずつのプランターに株分けしましょう。

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紫陽花の挿し木が上手に育つコツとは?挿し木に失敗しないポイント3選!

挿し木を上手に育てるポイントを実践してみてください。

土選び

ブレンドして土を作るのもいいですが「鹿沼土(かぬまつち)」がオススメです。保水性、通気性に優れた土です。酸性の土なので、紫陽花は青に色づきます。色の調整をしたい場合は、赤玉土と腐葉土を混ぜて作ってください。(赤玉土7腐葉土3くらいの比率でOK)

丁寧に挿し木をする

準備が整ったら土にギュッ!と押し込みたくなりますが、そこは丁寧に挿し木しましょう。枝の先の繊維がつぶれてしまい発根しにくくなってしまいます。そのため、土に枝で無理やり穴を開けるのではなく割りばしなどで開けてから挿し木するようにしてください。

ポイントはナナメに穴をあけることです。ナナメに挿すことで枝がグラグラしないので根を張りやすくなります。また、挿し木ができたら根本の土をポンポンと押さえておきましょう。異物が入り込まないようにするためですね。

水を絶やさない

挿し木が常に水を含んだ状態にしてください。葉っぱにスプレーを吹きかけるのもOKです。葉っぱからでも水を吸収することができます。紫陽花は梅雨に花を咲かすくらいなので水が大好きです。水やりをするときは、プランターの下から水がでてくるくらいあげても大丈夫です。

1か月ほどすると根が張ってきますので挿し木を一つずつ鉢上げしましょう。

冬の越し方

翌年に持ち越すということは当然冬を超えることになります。冬の寒い気温にも紫陽花は強いのですが冷たくしすぎるのもNGです。

午前中に水やりをしておくのがポイント。朝水やりをしておけばその水分を日中吸収することができます。水分を土に含んだまま夜気温がさらに下がってしまうと根が腐ってしまう原因になります。水やりは午前中に行い、日中は日の当たるところに置いておきましょう。

まとめ

色とりどりの紫陽花を挿し木で来年も楽しみましょう。わき目の出ている元気な枝を選ぶようにしてください。

枝をナナメに切り水揚げをしてナナメに挿します。「ナナメ」が挿し木成功のポイントです。また、冬は水やりの時間帯に気を付けて日光に当たるようにしましょう。梅雨に咲く花なので、なんとなく日陰が好きなのかな?というイメージがあるかもしれませんが、紫陽花は日当たりの良いところを好みます。

紫陽花は土の酸度によって色づきが異なるのでそれを楽しむのもいいですね。酸性であれば青、アルカリ性よりであれば紫、完全にアルカリ性であればピンクになります。来年、何色の紫陽花が咲くか楽しみですね。

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